商品カタログ　水処理機器

ポンプとは、液体を遠方や高い所へ送る機械です。
人間の心臓も、全身へ血液を送り出すポンプの役割をしています。

陸上ポンプとは、陸上に本体を設置して使用するポンプ全般を指します。
様々な流体を吸い上げたり、遠い場所・高い場所へ送る機械です。
ポンプの構造には色々な種類があります。

最もポピュラーな物は「渦巻ポンプ」です。
扇風機の様な構造をしており、遠心力で液体を飛ばします。

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水中ポンプとは、ポンプ本体を水中（水槽）に沈めて、その場の液体を別の場所へ移送・放出・排水する機械です。
一般的に電動の為、電源を繋ぐだけですぐに液体の移送ができます。
ポンプ本体が水中にある為、「呼び水」が不要という特徴があります。

一般家庭では、水槽の水換えや風呂水の再利用に、
業務用では、タンクや水槽内の液体移送や、浄水場の汚水移送などに使われます。

ケミカルポンプとは、化学薬品などの液体を移送する為に使用されるポンプです。
酸やアルカリ溶液などの化学薬品、オイルなどの高粘度液体、揮発性、腐食性等、
特殊な性質の液体・気体を移送するポンプの総称です。

通常のポンプと同様、液体を別の場所へ移送する用途で使われますが
ケミカルポンプは耐腐食性や耐摩耗性などの性能が求められます。

駆動方式の違いにより、電動式、エアー駆動式、手動式などの種類があります。

工場や水処理施設などの大規模施設で利用されるものから家庭用の給油ポンプまで
サイズも用途も様々ですが、耐圧・耐熱・耐蝕などそれぞれの使用条件に耐える仕様・構造になっています。

送風機（ファン）とは、羽根車を回転させて風を送り出す装置の総称。
一番身近な物は「扇風機」！

ブロワも、空気を送る機械ですが送風機よりも圧力が高い物を言います。
髪をドライヤーの熱風で整える事はブローと言いますね。

※以前はブロワも送風機とされ、ブロワよりさらに圧力比が高いものをコンプレッサーと言いましたが
2005年にJIS B 0132が改正され現在ではブロワは圧縮機の一部とされています。
圧力比（吸入圧力に対する吐出圧力の比率）により次のように分類されています。

工場などでは上記ほど厳密に区別されているわけではなく、
吐出圧力がそれほど強くないものを「ファン」と呼び、
吐出圧力が強いものを「ブロワ」と呼んでいます。
ブロワより更に吐出圧力が強いものがコンプレッサーですね。

送風機・圧縮機は幅広い場所で使われ
生産設備ではコンプレッサー（圧縮機）が
水処理設備ではブロワ（ルーツ式）が活躍しています。

撹拌機とは、2種類以上の物質をかき混ぜ、混合状態にする機械です。

液体同士、固体同士、固体と液体、固体と気体など
数種類の異なる物質を均一に混ぜ合わせるために使われます。

ご家庭で使われている調理道具「ミキサー」の業務用といったイメージですね。

スクリーンとは、水処理設備では「前処理」に用いられる固液分離装置です。
液体中に混在している固形物と液体を分離させる装置で
この機器に液体を通過させることでゴミや異物を取り除きます。

タンク（ポリエチレン製）は、耐薬品性・耐衝撃性・耐候性に優れ
プラント・工場で水処理や薬品の貯留に数多く使われています。

国内のポリエチレンタンクメーカーは現在2社だけです。

(汚泥)脱水機とは汚泥から水分を抜き減量・乾燥する装置のことです。
工場の排水処理を行うと必ず排出されるのが汚泥です。

汚泥処理の際は、事前に汚泥に多く含まれる水分を取り除き処理します。
汚泥は、含水率が高いままでは重くかさばり悪臭も放ち、処分コストがかさんでしまいます。
また、脱水することで廃棄物の二次利用も可能になります。
様々な有機物や無機物が含まれる汚泥は再利用すれば立派な資源になります。
含水率が高いままでは再利用がしにくい為、脱水機で水分を取り除きます。

脱水機の効果は絶大で、産廃コストを1/3まで削減することも可能です。

前処理の済んだ汚泥の脱水には、ろ過式と遠心分離式の脱水機が用いられます。
これにはベルトプレスろ過機、加圧ろ過機、真空ろ過機、スクリュープレス脱水機、多重円板型脱水機などがあります。

配管材料とは、管（パイプやホース）・継手・バルブ・計器・保護材などで構成した構造体です。
流体（液体や気体）や粉体の移送や、電線を外周の環境から保護するために用います。
配管材料の主な素材は、鋳鉄やスチールなどの金属と、樹脂やコンクリートなどの非金属です。